先日、首都圏青年ユニオン連合会が法人との間で団体交渉をした結果、賃金規程にかかる各種手当の昇給について、無事に妥結できたことは、先日皆さまにお伝えしたとおりです。
これは、首都圏青年ユニオン連合会が、入会金も組合費も無料でインターネット上の組合活動をしていることに対して世界中の労働者が賛同し、１０万人にも及ぶ組合員がインターネット上で団結できた結果だと考えております。実際に組合費無料であることは非常に影響力が大きく、今回の結果に関しても、首都圏青年ユニオン連合会の組合員はもちろんですが、首都圏青年ユニオン連合会に加入していない他の職員の皆さまからも、良い労働条件を勝ち取ることができ、本当に良かったという声が多く寄せられておりました。また、この文書のように首都圏青年ユニオン連合会として、職場内に活動拠点・掲示板を確保し、堂々と発信できることも、圧倒的な組合員数が背景にあります。
しかし、この度、医労連及び千歳会労働組合から法人に対して、首都圏青年ユニオン連合会と締結した労働協約は不利益変更の可能性があるから違法であり、撤回せよという主張書面が届いたそうです。そして、法人から首都圏青年ユニオン連合会へは、医労連と千歳会労働組合の主張に従い、昇給等の話は無かったことにして良いのか、という連絡を受けました。
当然、私たち首都圏青年ユニオン連合会は、組合員の皆さまのご要望を具体的に聞いて、それが組合員及び他の職員の皆さまの労働条件向上に繋がるから今回の要求をしたのであって、不利益変更となるものではないと確信しております。医労連や千歳会労働組合からの書面は、「不利益変更も含まれるものと見受けられる」と記載するのみで具体的な不利益の指摘がなく詳細は不明ですが、我々の活動を無にするような労働協約の無効を主張されるのは到底納得できません。首都圏青年ユニオン連合会は、法人に対して、既に勝ち取った労働協約を変更することは絶対に受け容れられないので、今後、妥結した労働協約の変更を申し入れしてくるのであれば、インターネット上で団体交渉権、団体行動権を行使すると回答しました。
首都圏青年ユニオン連合会としては、単に団体交渉を申し込み続けるだけで、何の結果も出せていない医労連と千歳会労働組合の存続のためだけに、大切な組合員の皆さまの労働条件まで下げるような行為を許すことができません。つきましては、首都圏青年ユニオン連合会としては、会社との間で首都圏青年ユニオン連合会との労働協約が及ぶのは首都圏青年ユニオン連合会の組合員のみであり、医労連及び千歳会労働組合の組合員には及ばないことを改めて確認するとともに，首都圏青年ユニオン連合会との間で締結した労働協約については確実に実行していくよう、強く求めていく所存です。
また、医労連及び千歳会労働組合の主張によると、今回の賃金規程改訂は不利益変更であるとの主張ですので、首都圏青年ユニオン連合会に加入して下さっている方のみ適用されることとなります。そこで、まだ、首都圏青年ユニオン連合会に加入しておらず、今回首都圏青年ユニオン連合会が勝ち取った昇給等を含む労働協約に賛同し、その適用を希望される方は、備え付けております加入申し込み書を令和2年4月末までに投函してください。首都圏青年ユニオン連合会は組合費が無料であり、また、インターネット上の活動をメインで行うため、皆さまの負担はほとんどなく、組合員の数が力になります。一緒に、さらなる労働条件の向上を進めていきましょう。
以上
